おはようございます。
FITNESS大学 講師のDaichi Fitnessです。
本日は学生の皆様の
パーソナルトレーナーとして活躍したいんだけど、資格とか必要なのかな…
といった疑問に答えていきます。
それでは早速見ていきましょう。
本記事の講師(筆者)について、NSCAという米国認定のパーソナルトレーナーの資格を保有しているものが勤めています。
実際にパーソナルトレーニング指導もしており、
数多くのお客様のダイエット管理・体型改善・体質改善を行っています。
当大学(ブログ)では、学生の皆様が健康に生きられるよう、情報発信をして参ります。
スポンサードサーチ
パーソナルトレーナー資格3選
まず初めにパーソナルトレーナーというものは、なるのに特に資格なんて必要はなく、「今から私はパーソナルトレーナーになって活動します」と決めてしまえば、誰でも簡単になれてしまいます。
なので、極端な話、特にコンテストの受賞歴もなければ、筋トレを実際にしていなくともパーソナルトレーナーになることができます。
実際になんの知識もないのにパーソナルトレーナーとして活動して、初心者に間違った知識を教えているなんてことも少なくありません。
このようにパーソナルトレーナーは誰でもなれてしまうものだからこそ、利用者は本当に信頼できる人なのかどうかを判断する必要があります。
また、パーソナルトレーナー側も利用者に信頼してもらえるよう、しっかりとした知識を持っていることを証明することが必要になります。
そこで、そういった証明になるのが、以下3つの資格です。
- NSCA-CPT
- NESTA-PFT
- JATI-ATI
それぞれ知名度の高い順に解説していきます。
スポンサードサーチ
NSCA-CPT
NSCA-CPTはアメリカの特定非営利活動法人NSCAが認定する資格です。
クライアントの健康と体力のニーズをヒヤリングし、個別のアプローチを用いて評価、動機付け、教育、トレーニングやコンディショニング全般の指導を行う優れた専門的能力をもつ人材を認定する資格です。
NSCA-CPT は、アスリートだけでなく、年齢・性別・経験を問わず幅広い層に対してトレーニング指導を行うことができます。
そのため、NSCA-CPT はトレーニングの知識に加え、医学的、運動生理学的な専門知識とトレーニングの指導技術を学ぶことができます。
なので、パーソナルトレーナーのほか、フィットネスインストラクターやスポーツ指導者などがこの資格を多く取得していることが多いです。
特にNSCAパーソナルトレーナー資格を保有していると、仕事を提供してくれる民間のフィットネスクラブは多いです。
https://www.nsca-japan.or.jp/
NSCA-CPT資格試験詳細
試験内容:スコアード問題140問、ノンスコアード問題15問(内何問かはビデオ問題)
合格基準:70点以上(スコアード正答数93問以上)
試験時間:3時間
受験費用:45,200円
応募条件:学歴が高卒以上であること、NSCAジャパン会員であること(米国でも可)、CPRまたはAED認定を保持していること
1年ごとに更新の必要がある
NSCA-CPTの資格の有効期限は1年間とされています。
更新の条件に単位の取得が必要であり、全国各地にて開催されるセミナーに参加して常に知識をアップデートする必要があります。
セミナー代は自腹であり、更新料金もかかってしまうため、資格取得後もある程度の費用がかかってしまうことも覚悟しておきましょう。
スポンサードサーチ
NESTA-PFT
NESTA-PFTはNESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)が認定する資格です。
特に人材育成のプロであるNESTAのトレーナー規格、「PFT(パーソナルフィットネストレーナー)認定」は、フィットネス・ウェルネス業界で国際的に認知され、そのクオリティは大手のフィットネスクラブからも高い信頼を得ています。
NESTAもNSCAと同じくらい大きな団体で資格も世界的に名が通っている資格と言えます。
https://www.nesta-gfj.com/
NESTA-PFT資格試験詳細
試験内容:スコアード問題125問
合格基準:8割以上(正答数100問以上)
試験時間:2時間
受験費用:ダイレクトコース72,500円 ゼミコース168,500円、WEBコース107,500円
応募条件:NESTA JAPANのテキストを購入してあること、CPR・AEDのトレーニングを行っていること、日本国籍であること、高卒以上であること
資格取得条件が厳しい
NESTA-PFTはパーソナルトレーニング未経験の方には取得が難しいです。
応募条件として、以下4つのうち、1つ以上該当しないと受験資格すら与えられません。
- 1年以上パーソナルトレーナー、インストラクターの実務経験がある。
- 1年以上運動部の指導、フィットネス指導勤務経験がある。
- 体育系、医療系の大学or専門学校を卒業した。
- NESTAの認定する養成講座を受講済みである。
NSCAと比べると少々ハードルが高いですが、その分信頼性のある資格だと証明ができます。
スポンサードサーチ
JATI-ATI
JATI-ATIは特定非営利活動法人日本トレーニング指導協会が認定する日本発祥のトレーナー資格です。
この資格もクライアントの対象はアスリートだけでなく、子どもから高齢者まで幅広いニーズに対応しており、健康体力増進から競技能力向上に特化した資格です。
また、JATI-ATI(トレーニング指導者)を取得したあとは、さらに上のJATI-AATI(上級トレーニング指導者)、JATI-SATI(特別上級トレーニング指導者)を目指すことができます。
https://jati.jp/
JATI-ATI資格試験詳細
試験内容:スコアード問題 一般科目90問 専門科目90問
合格基準:8割以上(正答数144問以上)
試験時間:90分
受験費用:会員料11,000円 受講料113,400円 受験料33,000円
応募条件:JATIの個人正会員であること、養成講習会の受講および自己学習課題の提出を終えていること
養成講習会の受講と自己学習課題の提出が求められる
JATI-ATIを取得するためには、下記の養成講習会の受講をする必要があります。
- 一般科目(2日間)受講料54,000円
- 専門科目(2日間) 受講料59,400円
受講後に知識の定着を問うための自己学習課題(ワークノート)の提出が求められます。
また上記の養成講習会を受講するには下記のような学歴での条件が必要です。
- 4年制大学卒業者( 卒業見込み含む )
- 短大、専門学校卒業者( 卒業見込み含む )
- 職業能力開発大学校の専門課程修了者( 見込み含む )
- 防衛大学校、海上保安大学校、気象大学校などの各省大学校修了者( 見込み含む )
- 高卒以上で、運動指導歴が3年以上ある者
高卒だとなかなか受験するのでさえ厳しい資格となっています。
スポンサードサーチ
どんな知識を学べるか
これらの資格を取るとどんなことが学べるか気になる方も多いと思います。
そこで、どういった知識が学べるのかを解説していきます。
実際にパーソナルトレーナーとして活躍する方はもちろん、日々健康に幸せに暮らしていきたいと思っている方全員に役に立つ知識だと思いますので、パーソナルトレーナーを志す方だけでなく、是非皆さんに学んで頂きたく思います。
機能解剖学
筋肉や骨の動きについて学ぶことができます。
筋肉を発達させることにおいて、関節をどのように動かし、どのように収縮させる必要があるのかを学ぶことは非常に重要です。
機能解剖学を学ぶことで、正しいトレーニングフォームや競技での正しい動きが習得できるようになるので、怪我の予防と更には機能向上といった観点でも役立ちます。
生理学
ホルモンのような体の仕組みを学ぶことができます。
人間の筋肉を動かす仕組みであったり、栄養を体全体に行き渡らせる仕組みであったりを学ぶことができるので、体の不調の改善やダイエットをする際のコーチングに役立つことができます。
栄養学
食品や食品のもつ栄養について学ぶことができます。
パーソナルトレーニングを利用する方にとって、利用する目的はダイエットのためであったり、健康になりたいためであったり、体の機能向上であったりと様々あると思いますが、これらの目的を果たすためには、運動だけでなく、食事も重要です。
普段何気なく食べているものが、体にどういう影響があるのか、自分の体の不調はどの栄養が足りてないことからくるのかといったことを学ぶことができます。
スポンサードサーチ
Daichi Fitnessからのアドバイス
以上が、パーソナルトレーナーをする際に役立つ資格です。
また、パーソナルトレーニングを受ける側も信頼できるトレーナーと言えるかの判断の基準になると思います。
それぞれ、合格率は高いものの、費用が高かったり、教材のボリュームや講習会に出たり等、なかなか本気で知識を身に着けたいと思っている方でないと取得できない資格です。
その分取得する側にもメリットのある資格だと思うので、気になっている方は挑戦してみてはいかがでしょうか?
仮にパーソナルトレーニングをしなかったとしても、機能解剖学、生理学、栄養学は日々の生活に直結していますので、確実に役立つスキルと知識になると思います。
スポンサードサーチ
最後に
都内でパーソナルトレーニングもやっています。
実際にパーソナルトレーニングを受けたいという方だけでなく、本日の講義で分からなかった点や実際の筋トレフォーム、栄養管理、健康管理の点で分からないことがあれば、こちらまでお気軽にお問い合わせください。
本日は以上です。
ありがとうございました。
コメント