【栄養】プロテインでお腹を壊していないですか!? 製法(WPC WPI WPH)の違いについて解説

栄養

おはようございます。
FITNESS大学 講師のDaichi Fitnessです。

本日は学生の皆様の

FITNESS大学 学生

プロテインを飲むとお腹を壊してしまう…
製法によってお腹を壊さないプロテインもあるみたいだから、教えて欲しい…

といった要望に答えていきます。
それでは早速見ていきましょう。

Daichi Fitness

本記事の講師(筆者)について、NSCAという米国認定のパーソナルトレーナーの資格を保有しているものが勤めています。
実際にパーソナルトレーニング指導もしており、
数多くのお客様のダイエット管理・体型改善・体質改善を行っています。
当大学(ブログ)では、学生の皆様が健康に生きられるよう、情報発信をして参ります。

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プロテインの製法の違い

まず、プロテインとは、ゴリゴリのマッチョの人が使う怪しい薬のようなイメージを持っている方も多いと思いますが、怪しい薬なんかではなく、プロテインという名前の通り、三大栄養素のうちの一つであるたんぱく質です。

プロテインは筋肉だけでなく、血液や骨や臓器、皮膚や髪、爪といった部分の主成分にもなっています。

特に日本人は1日のたんぱく質量が少ないとされているので、ゴリゴリのマッチョだけでなく、むしろ一般的な方にも飲むことを強くおすすめしています。

ただ、そんなみんなが飲むべきプロテインですが、体質によっては、乳糖不耐症といって牛乳に含まれている乳糖を分解する酵素をもっていないことから、お腹を壊してしまう方もいらっしゃいます。

しかし、プロテインの製法によっては、お腹を壊しにくいプロテインも存在しますので、プロテインを飲むたびにお腹を壊してしまうという方は、WPC、WPI、WPHの違いを参考にして試してみてください。

WPC製法

WPC製法は「Whey Protein Concentrate(濃縮乳清たんぱく質)」の略のことで、濃縮膜処理法と呼ばれています。

ホエイプロテインの原料となる乳清をフィルターで膜処理して、ろ過をすることで得られた液体を凝縮し、乾燥させてプロテインを作ります。

ここでろ過してできた液体には脂質および乳糖(ラクトース)としての炭水化物などの栄養分も含まれており、たんぱく質の割合も80%前後となっています。

このように乳糖(ラクトース)が残ってしまうことで、お腹を壊してしまいます。

また、製法としては一般的であり、価格も比較的安価なため、初心者の方や大量にプロテインを摂取したい方にいおすすめです。

WPI製法

WPI製法とは、「Whey Protein Isolate(分離乳清たんぱく質)」の略で、イオン交換法とも呼ばれています。

これは上記WPI製法で分離させたたんぱく質をさらにイオン交換し、たんぱく質以外の成分を除去することで、たんぱく質含有量を90%前後に高めた高濃度のプロテインとなります。

たんぱく質の含有量を高めることで、乳糖(ラクトース)の含有量も減るので、乳糖不耐性でプロテインを飲んだらお腹を壊してしまうといった方も、WPI製法のプロテインであれば安心して飲むことができます。

ただし、WPC製法にひと手間加えていることもあり、価格はWPC製法よりも高めに設定されています。

また、乳糖だけでなく、脂質の含有量も少なくなっているので、ダイエットに適しているところが魅力の一つです。

このように、プロテインを飲むとお腹を壊してしまうといった方だけでなく、高純度なたんぱく質を摂取したいといった方や、コンテストに出るような「バキバキに体を仕上げたい」といった上級者の方におすすめです。

WPH製法

WPH製法は、「Whey Protein Hydrolysate(加水分解乳清たんぱく質)」の略で加水分解ペプチドとも呼ばれます。

微生物に含まれる酵素などを使い、WPCをペプチド状(アミノ酸の結合体)に分離させることで、体内に吸収されやすくされています。

ペプチド状にすることによって、たんぱく質含有量も90%前後と高くなります。

そのため、乳糖(ラクトース)の含有量も少なく、プロテインを飲むとお腹を壊してしまう方にもおすすめです。

また、吸収も速いので、トレーニング直後の体がたんぱく質を欲している時に飲むのに適しています。

価格は3つの製法のなかで、最も高く高品質なものになるので、筋トレを極めたい方向きと言えるでしょう。

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Daichi Fitnessからのアドバイス

以上が、主なプロテインの製法です。

乳糖不耐性の方はプロテインを飲むたびにお腹を壊してしまうため、プロテインと聞くだけで、敬遠してしまう方も多いと思います。

上記WPI製法やWPH製法であれば、比較的お腹を壊しにくい作りになっていますので、筋トレの強い味方になってくれるでしょう。

価格はWPC製法よりも高くなってきますが、その分パフォーマンスに優れているので、コストパフォーマンスの面でいうと大差がないように感じます。

以下のサイトで様々な製法のプロテインを購入することができるので、是非試してみてください。

それでも、お腹を壊してしまうという方はホエイプロテインではなく、ソイプロテインといった原料の異なるプロテインもあるので下記も参考にしてみてください。

また、プロテインを飲むべき適切なタイミングについても以下の記事で解説してますので参考にしてみてください。

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最後に

都内でパーソナルトレーニングもやっています。

実際にパーソナルトレーニングを受けたいという方だけでなく、本日の講義で分からなかった点や実際の筋トレフォーム、栄養管理、健康管理の点で分からないことがあれば、こちらまでお気軽にお問い合わせください。

本日は以上です。
ありがとうございました。

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