おはようございます。
FITNESS大学 講師のDaichi Fitnessです。
本日は学生の皆様の
メタボリックシンドロームってよく聞くけど、
そもそもなんのことを指して、どんなことが起こるのだろう…
といった疑問に答えていきます。
それでは早速見ていきましょう。
本記事の講師(筆者)について、NSCAという米国認定のパーソナルトレーナーの資格を保有しているものが勤めています。
実際にパーソナルトレーニング指導もしており、
数多くのお客様のダイエット管理・体型改善・体質改善を行っています。
当大学(ブログ)では、学生の皆様が健康に生きられるよう、情報発信をして参ります。
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メタボリックシンドロームとは
メタボリックシンドローム(通称:メタボ)とは、お腹の内面や内臓の周りに脂肪が蓄積する内臓脂肪型肥満に、脂質代謝異常、高血圧、高血糖のうち2つ以上当てはまる状態のことをいいます。
メタボリックシンドロームは、命に関わる様々な生活習慣病を招いてしまいます。
生活習慣病は、食生活の乱れや、運動不足、不規則な生活、飲酒・喫煙が原因と言われています。
特に、過剰なカロリー摂取や栄養バランスの偏りといった食習慣の乱れは、動脈硬化を引き起こす糖尿病・高血圧症・脂質異常症・肥満症(特に内臓脂肪型肥満)の原因ともなるため、注意が必要です。
また、動脈硬化は脳梗塞や、心筋梗塞といった命に関わる病気につながるため、上記のような症状が出ている方は早期対策が必要です。
自分がメタボリックシンドロームかもしれないと思った方は、以下記事を参考にしてください。
メタボリックシンドロームの基準について解説しているのがこちら
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メタボリックシンドロームが及ぼす影響
メタボリックシンドロームになると、脂肪細胞から分泌される生理活性物質のアディポサイトカインが通常よりも多く発生します。
アディポサイトカインには善玉と悪玉があって、善玉アディポサイトカインは体に良い作用を及ぼすのですが、悪玉アディポサイトカインは糖質や脂質の代謝異常、血圧の上昇、動脈硬化の進展などを促します。
メタボリックシンドロームが悪いと言われる原因は悪玉アディポサイトカインにあるのです。
アディポサイトカインには、レプチン・アディポネクチン・TNFα・PAI-1・アンジオテンシノーゲンなどがあります。
一つずつ紹介していきます。
メタボリックシンドロームにより、以下のような物質が過剰に分泌されることで、多くの恐ろしい病気を誘発させてしまいます。
レプチン
食欲を抑える働きをします。
蓄えている脂肪が増加すると、レプチンの分泌が高まって食欲を低下させ、肥満を防ぎます。
しかし、脂肪が溜まりすぎると、レプチンの分泌がされても、満腹中枢が適切に反応しない状態となり、食べすぎの状態であっても、更に食べ続ける状態になってしまいます。
アディポネクチン
傷ついた血管壁を修復する働きをしていて、動脈硬化を予防するほか、インスリンの働きを高める作用、血圧を低下させる作用などがあります。
しかし、内臓脂肪が増えると、アディポネクチンの分泌が減少し、動脈硬化を防ぐ働きが低下し、インスリン抵抗性の状態を引き起こすことで、血糖を上昇させてしまいます。
TNFα(ティエヌエフアルファ)
インスリンの働きを妨げる作用があります。
内臓脂肪が増えると分泌が高まり、インスリン抵抗性をもたらし、糖尿病を引き起こしてしまいます。
PAI-1(パイワン)
血栓を融解させるプラスミンの働きを妨げ、血栓を大きくし、血流をさえぎる状態を作ってしまいます。
こちらも、内臓脂肪の増加とともに分泌が高まります。
メタボリックシンドロームでは、脂質異常症・高血圧・糖尿病によって、動脈硬化が進行しますので、そこに血栓のできやすい状態が加われば、心筋梗塞や脳梗塞の危険が高まります。
アンジオテンシノーゲン
血圧を上昇させる作用があります。
内臓脂肪がたまると分泌が増加して、血圧を上昇させ、高血圧を招く原因となります。
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Daichi Fitnessからのアドバイス
以上からメタボリックシンドロームの危険性が分かったと思います。
メタボリックシンドロームの基準に当てはまっている方だけでなく、最近太ってきたといった方や運動習慣のない人、食生活が乱れがちな人全ての人がメタボリックシンドロームになる可能性があります。
メタボリックシンドロームにより、重篤な病気を引き起こすだけでなく、死に至る可能性もありますので、お腹が膨らんでてかわいいとか、ぽっちゃり系万歳とかではなく、今のうちから対策をしておかないと洒落にならないことになります。
今からでも対策をしたいという方は以下の記事も参考にしてみてください。
メタボリックシンドローム対策に有効な食事法はこちら
メタボリックシンドローム対策に有効な運動法はこちら
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最後に
都内でパーソナルトレーニングもやっています。
実際にパーソナルトレーニングを受けたいという方だけでなく、本日の講義で分からなかった点や実際の筋トレフォーム、栄養管理、健康管理の点で分からないことがあれば、お気軽にお問い合わせください。
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本日は以上です。
ありがとうございました。
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